香港および台湾における道産水産物加工品の販路拡大プロモーション事業

北海道庁様の事業にて、香港及び台湾に北海道産の水産加工品の販路拡大事業をサポートいたしました。

背景・課題

世界的な内食・中食需要の高まりを背景に、北海道では家庭向け水産加工品の海外輸出に本格的に取り組み始めています。従来の主要輸出先以外への販路多角化を目指し、消費力と日本食人気の高い香港・台湾の両市場にフォーカス。新規市場でのブランド認知拡大と消費者ニーズの的確な把握を目的に、北海道庁様のご依頼により現地プロモーション事業を実施しました。

戦略・取組

現地量販店(香港・台湾 各2店舗、7日間以上)にて販売イベントを展開し、北海道産水産加工品の試食提供による直接訴求を実施。さらに、現地バイヤーを招待した商談会もアレンジし、新たな取引先の開拓に寄与しました。

加えて、インフルエンサーを招聘し、SNSを活用した情報発信・認知拡大に注力。オンラインストアでは特設ページを設け、ECチャネルでの販売強化を図りました。

また、アンケート調査により現地消費者の嗜好・反応を把握し、今後の商品開発や販促に活かす体制を整えました。弊社は中国語に堪能なスタッフを擁しており、現地の言語・文化に即したきめ細やかなサポートが可能です。これにより、現地関係者との円滑なコミュニケーションや、プロモーション全体のクオリティ向上に貢献しました。

結果

両市場での販売は好調に推移し、現地消費者の日本食・北海道ブランドへの高い信頼と関心を再確認する機会となりました。特に試食イベントやSNS施策を通じてブランド認知が広がったことで、オンライン販売も堅調に推移。

一方で、香港と台湾では水産加工品に対する消費者嗜好や購買動機に明確な違いが見られ、人気商品や売れ筋にも市場特有の傾向が現れました。現地バイヤーやインフルエンサーとの連携によるリアルな声を直接吸い上げることができ、こうしたデータは各メーカーにとって今後の現地向け商品戦略・マーケティング戦略を練る上で非常に有益な知見となりました。

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